現金・土地・建物は持たずあるモノに投資していたうちの親

私の父が五年前に他界したときに、既に母親が鬼籍に入っていたこともあり親の遺産は一人息子の私がすべて相続することになりました。私の父はフリーのライターをやっており、取材のため長期で家を空けることが度々ありました。京都で税理士ではと仕事場が点々とすることもあり、持ち家は持たず、賃貸マンションで暮らしていましたので、土地建物などの資産は一切ありません。

子供の私から見てもそれなりに稼いでいたと思われていた父親ですが、最初に税理士が教えてくれた父親の遺産は現金200万円でした。保険は掛け捨ての安い医療保険に加入しておりそれも死亡時には100万円しか出ません。合計300万円。さすがにこの現金資産の少なさにはガッカリしたものです。

しかしその後、親が関わっていた税理士から明らかにされたのですが、明らかに金の延べ棒が銀行の貸金庫に眠っていることが分かったのです。税理士立ち合いで銀行に照会を差し貸金庫内の資産を見せて貰いましたが5キロはあると思われる金の延べ棒が計5本ありました。資産価値にすると驚くような金額でありびっくりしたのを覚えています。

仕事柄、土地建物を所有しなかった父としては形のある資産として金を持っていたかったのではないかと推測されます。この金は想像税の支払いによりいくらか処分しましたが、親の形見として1本分はお金に変えず保管しています。